次世代医療基盤法とは
『次世代医療基盤法』は、医療の進歩を実現するために創設された法律です。
住民・患者の皆様の医療情報を、安心・安全に管理しながら、その利活用を促進します。
次世代医療基盤法では、国の認定を受けた事業者(認定作成事業者)に限って、『オプトアウト』(通知を受けた本人が提供停止を求めないこと)により医療情報の提供を受けることを認めています。
<次世代医療基盤法に基づく医療情報の利活用の流れ>
- 国(主務大臣)が事業者に対して情報セキュリティ等に関する厳格な審査を行い、認定作成事業者として認定します。
- 住民・患者の皆様が医療機関等を受診されると、医療機関等に皆様の医療情報が保管されます。
- この際、医療機関等から住民・患者の皆様に、次世代医療基盤法に基づく医療情報の提供に関する通知を行います。
- 通知を受け取った住民・患者の皆様は、医療情報の提供を望まない場合、いつでも提供停止・削除を求めることが可能です。
- 医療機関等は、提供停止の求めをされなかった住民・患者の皆様の医療情報を、認定作成事業者に提供します。
- 認定作成事業者は、提供された医療情報を統合(名寄せ)し、かつ、特定の個人を識別できないように加工(匿名加工/仮名加工)して、利活用者に提供します。
- 利活用者(例:大学・研究機関・製薬企業など)は、提供された匿名加工医療情報/仮名加工医療情報を用いて研究開発を行い、その成果が国民の皆様に還元されます。